工具作業用品で電動工具と言えば、電動ドライバーが一番最初に頭に浮かびますが、一般の方にはあまり効きなれない言葉かもしれませんが私としてはグラインダーと言う商品も順位は高いのです。
というのも以前とあるお店でバイトをしていた時の事ですが(学生時代は時間がなぜか有り余っていましたので、結構色んな職種のバイトをこなしておりました。)お店の店長に店舗の改装を相談されました。もちろん大々的な改装ではなく、陳列場所変更や、商品に合わせて陳列什器の交換などといった感じの改装です。
自分の性格からすると什器の幅や棚板の寸法なども結構気になるたちで、やっぱり格好良くお客様にはきれいに見せたいですよね。そうなってくると陳列什器の寸法もそれ相応に変えなくてはいけないのですが、相手は鉄やスチールですのでそう簡単にはいきません。頭を抱えて悩んでいたら、運良く店の専属工事業者の方が『これ使いなよ!』とグラインダーなるものを貸してくれました。
目にするのは初めてではないですが実際に持つことは初めてでした(結構重たかったかな?)。
商品の陳列に合わせて、棚受けや商品受けバーなどの寸法を測ってグラインダーのスイッチをオン!棚受けに当てたとたんに凄い火花があちこちにドラゴン花火みたいに飛び散って、さあビックリ!周りにも注意を払わないと危険ですね。裸眼もちょっと怖いのでサングラスを掛けて再度スイッチオン!難しいですね。真直ぐに切ったと思っても結構斜めに切れちゃったりして、何度か繰り返して、仕上げには研磨してバリをちゃんと取って出来上がり。
初めての経験でしたが、何か自分が職人さんになったような気がしました。
世の中には普段目にするものでも実際に使ってみると便利な道具ってあるんですね。
そんな思いをはじめてさせられた道具がグラインダーでした。
今でも初めての感触&映像は自分の体に残っています。